本日はお忙しい中、ご出席賜り誠にありがとうございます。
長引く新型コロナ感染症。デルタ株が猛威を奮っています。オホーツク・宗谷は自治体の頑張りと医療関係者の献身的なご協力もあり、ワクチン接種は順調に進んでいます。心から感謝申し上げます。
しかし、時短営業などをお願いしている飲食業、移動の自粛をお願いしていることから観光業は大変厳しい状況が続いています。雇用調整金も 11 月一杯まで延長しましたが、支援金など必要な対策を講じていきます。医療提供体制の強化も含め、国民の命と暮らしを守っていく所存です。
さて、北海道開発予算は来年度 6901 億円の概算要求を行います。過去 20 年で最大の増加率となっています。ゼロカーボン北海道への取り組みに対し、政府に推進チームができました。政府与党あげて応援していきます。
自民党総裁選挙が、9月 17 日告示、29 日投開票で行われることが決定しました。党員・党友の投票も行われます。
菅総理が再選を目指し、また岸田文雄先生も立候補を表明されました。それ以外にも複数名前があがっています。
菅総理の政策が失敗だとの声が必ずしも多いとは思いません。ワクチン接種がかなりのスピードで行われています。雇用が維持され、全体的に経済の低迷は何とか食い止めていると評価されています。
しかし、長引くコロナ禍に国民の不満が溢れ、フラストレーションが限界にきているのだと思います。
また、自民党は長老支配で若手政治家が声も出せないという報道がありますが、私は事実と違うなと感じます。
私自身、自民党の農林部会の畑作物対策委員長であり、新過疎法の成立や鳥獣対策特措法の改正に中心的な仕事をさせていただきました。水産政策にも役員として参加しています。実際には、若手に多くの活躍の場を与えてくださっています。
自民党の党風は、政策論議に上下なし、自由闊達な議論。しかし、決まったら一致結束する国民政党。その良き伝統が受け継がれていることを、国民の皆様になかなか伝わらなくなったのは、我々若手政治家の発信力の弱さにあるのかもしれません。
国民の負託に応え、コロナ禍を乗り越えて、この国の舵取りを現在も未来も担えるのは自民党だと自負しています。
この総裁選は、党員のみならず国民の皆様に、わが国の未来に希望を持っていただき、その責務を果たす自民党の覚悟を信じていただくための大切な機会です。
多様多彩な自民党の人材がこれからの日本を、これからも担っていく。その先頭に立つリーダーを選ぶ総裁選を、しっかりとアピールしていきたいと思います。
10月21日が衆議院の任期。自民党にとって厳しい選挙となるでしょう。明るく希望に満ちたポストコロナ社会の姿を有権者の皆様に提示し、強い決意で実現していくことを選挙公約に掲げて全力で戦って参りたいと思います。
一層のご支援とご協力をあらためてお願い申し上げ、挨拶といたします。